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豪首相、米大統領との首脳会談で中国やTPP協議へ=当局者

2018年02月22日(木)14時46分

 2月22日、オーストラリア政府当局者は、米ワシントンで今週予定されているターンブル豪首相とトランプ米大統領の首脳会談で、中国の勢力拡大や環太平洋連携協定(TPP)が議題となる見通しだと明らかにした。写真は1月、来日時の同首相。首相官邸で。代表撮影(2018年 ロイター)

[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリア政府当局者は22日、米ワシントンで今週予定されているターンブル豪首相とトランプ米大統領の首脳会談で、中国の勢力拡大や環太平洋連携協定(TPP)が議題となる見通しだと明らかにした。

当局者は「(ターンブル)首相は財界幹部らと共に訪米し、貿易の機会について協議することを望んでいる。一方で、中国は会談の重要な部分を占めるだろう」と述べた。

トランプ大統領は昨年にTPP離脱を表明。米国を除く11カ国は21日、TPPに修正を加えた「包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP)」の最終的な条文を発表した。

同当局者は、ターンブル首相が引き続き同協定の推進に積極的だと述べた。

またターンブル首相は、トランプ大統領の1兆5000億ドル規模のインフラ投資計画に、豪年金基金を使うことを提案する見込みだという。

ターンブル首相と複数の豪年金基金の幹部は24日に米州知事らとの会合に出席する。

このほか当局者は、地域安全保障も首脳会談で主要な議題となる予定だとし、特に中国について協議されると述べた。

ロイター
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