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カタルーニャ州首相、独立宣言について明確にせず 協議開始訴え
10月16日、スペイン北東部カタルーニャ自治州のメディアによると、プチデモン同州首相(写真)はラホイ首相に送った書簡で、先週の独立宣言が正式なものだったか明確にしなかった。写真はバルセロナで15日撮影(2017年 ロイター/Ivan Alvarado)
[マドリード/バルセロナ 16日 ロイター] - スペイン北東部カタルーニャ自治州のメディアによると、プチデモン同州首相は16日にラホイ首相に送った書簡で、先週の独立宣言が正式なものだったか明確にしなかった。
ラホイ氏はプチデモン氏に対し、16日午前10時(日本時間午後5時)までに独立宣言について立場を明らかにするよう求めていた。また、あいまいな回答だった場合は独立宣言がなされたものとみなすとしていた。今回の書簡を受け、中央政府は同州の自治権停止に乗り出す可能性がある。
プチデモン氏は書簡で、州政府と中央政府が2カ月以内の協議開始に向けてできるだけ早期に会談するよう訴えた。「協議に関する提案は誠実なものだ」としている。
その上で「(協議すれば)納得のいく解決策を見いだすため、われわれはお互いのコミットメントを確認することができる」とした。
今のところ、スペインの首相府からは書簡を受け取ったかどうかの確認は得られていない。
*内容を追加しました。