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エヌビディア、オープンAIへの1000億ドル投資は最終決定せず=CFO

2025年12月03日(水)07時55分

写真はエヌビディアとオープンAIのロゴ。9月22日に撮影。Reuters/Dado Ruvic

[2日 ロイター] - 半導体大手エヌビディアのコレット・クレス最高財務責任者(CFO)は2日、生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発したオープンAIへの最大1000億ドルの投資がまだ最終決定に至っていないと語った。クレス氏は米西部アリゾナ州でのUBSグローバル・テクノロジー&AIカンファレンスで「最終合意していないが、協議は継続中だ」と明らかにした。

企業価値に相当する時価総額が世界最大のエヌビディアは9月、オープンAIへの投資に関する意向表明書を発表した。オープンAIに対してエヌビディアの半導体を活用したシステムを少なくとも10ギガワット相当納入する計画で、これは米国の家庭800万戸超に電力を供給できる規模に相当する。

オープンAIは、エヌビディアの半導体の主要顧客となっている。エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)は、2026年までの先端半導体の受注が5000億ドル相当に達していると表明している。

クレス氏は、オープンAIとの契約が最終決定後に提供する半導体は「この中には一切含まれていない」と明かした。

エヌビディアの株価は2日に前日比で2.6%上昇した。

ロイター
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