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ユーロ圏消費者物価、11月は前年比+2.2%加速 サービス依然堅調

2025年12月02日(火)21時06分

2023年4月26日、フランスのニースの市場撮影。ロイター/エリック・ガイヤール

[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が2日発表した11月のユーロ圏の消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比2.2%上昇し、前月の2.1%から加速した。

エネルギー価格は下落しているが、サービスを中心として依然域内の物価圧力は強い。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は2.4%上昇。サービス価格上昇が続いたが耐久財が伸びず、前月と変わらずだった。

今回の数字は、インフレはほぼ収束しているため、追加の政策措置を検討する前に物価動向を見守る十分な時間があるとの欧州中央銀行(ECB)の見解と一致する内容だ。次回18日の政策決定会合で現在2%の預金金利を引き下げる可能性は、ほとんどないと市場はみている。

11月のエネルギー価格は前年比で0.5%下落、サービスは3.5%上昇、未加工食品価格は3.3%上昇した。

中国のダンピングの影響が注目される非エネルギー工業製品は0.6%上昇だった。

統計局が同時に発表した10月の失業率は6.4% に上昇した。予想は6.3%だった。

ロイター
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