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英、ESG格付け規則を28年施行へ 利益相反懸念に対処

2025年12月02日(火)15時59分

 12月2日 英金融行動監視機構(FCA)は1日、透明性を高め、利益相反の懸念に対処することを目的として、ESG(環境・社会・ガバナンス)格付け機関を監督下に置く計画を打ち出した。写真はFCAのロゴ。2022年3月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)

Phoebe Seers

[ロンドン 1日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は1日、透明性を高め、利益相反の懸念に対処することを目的として、ESG(環境・社会・ガバナンス)格付け機関を監督下に置く計画を打ち出した。

現在自主的な行動規範にのっとっているESG格付け業界は近年急成長を遂げているが、投資家は不透明な手法などに懸念を抱いている。

規則は2028年6月に施行され、それ以降FCAの規制を受けていない機関はESG格付けを付与できなくなる。

規則案では、各社は利害の対立を管理し、公正性を損なうことを防止できない場合はその詳細を公表することが求められる。また、格付け作業に携わる従業員は格付け対象企業の証券を取引することが禁止される。

ロイター
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