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訂正-野村HD、国内初のVC投資型デジタル証券発行 個人に小口販売

2025年12月02日(火)13時04分

2017年6月23日、米国ニューヨーク州マンハッタンのオフィスに掲げられた野村のロゴ。 REUTERS/Carlo Allegri

(第一段落の「発行する」を「発行した」に訂正します。)

Miho Uranaka

[東京 2日 ロイター] - 野村ホールディングスは2日、傘下の野村アセットマネジメントや野村信託銀行、ブロックチェーン(分散型台帳)開発のBOOSTRYとともに、特定投資家向け銘柄制度(J―Ships)を活用したデジタル証券を発行した(訂正)と発表した。発行額は約80億円で、国内ベンチャーキャピタル(VC)ファンドに投資する。  

VCファンドを投資対象とするデジタル証券「セキュリティートークン(ST)」の発行は国内初となる。従来、VCへの資金拠出は金融機関や事業会社など法人投資家に限られていたが、ブロックチェーン技術を活用したデジタル証券を通じて投資を小口化し、契約・管理を電子化することで、個人を含む特定投資家にも新たな投資機会を提供する。

証券会社を通じて、非上場企業の株式や投資信託等を特定投資家向けに発行・流通することを可能にする制度であるJ―Shipsを活用したSTの発行も初めての試みという。  

野村HDは上場株などのパブリックな資産に加えて未上場株などプライベート資産領域の拡大を成長戦略の柱に据えており、今回の取り組みもその一環となる。今後もブロックチェーンを活用した私募商品の拡充などを通じて、プライベート資産への投資機会を広げていく方針だ。

ロイター
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