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野村HD、英運用会社と提携 プライベート融資ファンドに230億円出資

2025年11月14日(金)17時42分

写真は野村ホールディングスのロゴ。2015年12月、都内で撮影。REUTERS/Toru Hanai

Miho Uranaka

[東京 14日 ロイター] - 野村ホールディングスは14日、英国のプライベート融資(クレジット)運用会社パーク・スクエア・キャピタルと、米国の直接融資市場において戦略的提携を結んだと発表した。パークスクエアが運用するファンドに1億5000万ドル(現在の為替レートで約230億円)を出資し、プライベート市場向けサービスを拡充するとともに投資銀行業務の競争力向上を図る。

野村HDが出資するのは、パークスクエアが設立する初の米国専用シニア・ダイレクト・レンディング(金融機関を介さない直接融資)向けファンド。中堅企業向けの返済優先順位の高い融資を主な投資対象とする。

提携により野村は、パークスクエアが強みを持つ米国の中堅企業向け融資へのアクセスが広がることで、プライベートクレジット市場での事業機会が拡大すると見込む。

プライベートクレジット市場は、銀行を介さず運用会社などが企業に直接資金を貸し出す仕組みで、銀行規制強化を背景に企業の直接融資需要が高まる中で拡大している。野村はプライベート市場機能の強化と米国投資銀行業務の拡充を戦略に掲げており、今回の提携はその一環となる。

パークスクエアは2004年に設立され、欧州で20年以上の実績があり現在190億ドル超の資産を運用している。

ロイター
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