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ボーイング、10月は53機納入 年間で18年以来最多の見通し

2025年11月12日(水)11時34分

 米航空機大手ボーイングが11日発表した10月の航空機納入は53機で、年間累計は493機となった。同社ロゴが写った資料写真。仏パリ近郊の空港で6月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

Dan Catchpole

[シアトル 11日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングが11日発表した10月の航空機納入は53機で、年間累計は493機となった。新規受注は15機だった。

内訳は、最も売れ筋の「737MAX」が39機、米海軍向け「P─8」海上哨戒機に改造予定の「737NG」1機、「787ドリームライナー」などの広胴機13機。

年間の納入機数は、806機だった2018年以来で最多となりそうな勢いだ。19年に737MAXが2件の墜落事故を起こして運航停止となったのを機に、年間納入機数は激減していた。

ボーイングは依然として欧州同業エアバスに後れを取っている。エアバスの1─10月の納入機数は585機に上った。

ボーイングの10月の受注は低調だった。15機の内訳は737型機8機、787型機7機。737型機7機のキャンセルもあり、純増は8機にとどまった。

一方、今年の787ドリームライナーの受注は累計320機に達した。これは07年の369機に次いで、年間受注数としては過去2番目に多い。

1─10月のキャンセル・機種変更調整後の新規受注は782機となった。

受注残高は現在、5911機。

ロイター
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