アップル、サムスンのテキサス新工場から半導体調達

米アップル は6日、スマートフォン「iPhone」を含む電子機器向けの半導体を、 韓国サムスン電子の米南部テキサス州の新工場から調達すると発表した。写真はサムスンのロゴ。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボにあるスーパーマーケットで2024年10月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[6日 ロイター] - 米アップル は6日、スマートフォン「iPhone」を含む電子機器向けの半導体を、 韓国サムスン電子の米南部テキサス州の新工場から調達すると発表した。
アップルは声明で「この施設は、iPhoneを含むアップル製品の電力効率と性能を最適化する半導体を供給する」と述べた。
サムスンの広報担当者はコメントを差し控えた。
今回の発表は、アップルが米国向け投資を1000億ドル追加し、今後4年にわたる総投資額を6000億ドルに引き上げる計画の一環となる。
米電気自動車(EV)メーカーのテスラは最近、サムスンから半導体を調達する165億ドル規模の契約を締結した。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7月下旬、サムスンのテキサス州の工場でテスラ向けの次世代半導体を生産すると明らかにした。
キウム証券のアナリストは先月下旬の顧客向けのメモで、サムスンの半導体受託製造事業は、2026年の発売が見込まれる「iPhone18」用の画像センサー半導体とテスラ向け半導体の新規受注を26年に確保することにより、損失を縮小できるとの見通しを示した。