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中国新築住宅価格、上昇都市が増加 北京などプラスに=1月民間調査
2月1日、中国の民間不動産調査大手、中国指数研究院(チャイナ・インデックス・アカデミー)が1日公表したデータによると、国内主要都市で1月に新築住宅価格が前月から上昇したのは12都市と、昨年12月の10都市から増加した。写真は集合住宅の建設現場。北京で2020年10月撮影(2023年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 1日 ロイター] - 中国の民間不動産調査大手、中国指数研究院(チャイナ・インデックス・アカデミー)が1日公表したデータによると、国内主要都市で1月に新築住宅価格が前月から上昇したのは12都市と、昨年12月の10都市から増加した。
首都北京や人口の多い成都など6都市が下落から上昇に転じた。12月は3都市が上昇に転じていた。
国内100都市の新築住宅価格は1月に前月比0.02%下落し、12月の0.08%から落ち込みが鈍化した。下落率の縮小は4カ月連続。
上海は0.04%上昇し、12月の0.01%から伸びが拡大。浙江省杭州も12月の0.06%上昇に続いて0.11%の上昇となった。
中国指数研究院のアナリストは「住宅価格下落の鈍化や価格が下落している都市の減少は、刺激策が奏功して市場の信頼感が回復の兆しを示している表れだ」と述べた。
また「全国の不動産市場政策は緩和が続く見通しで、一部の主要1級、2級都市が回復を主導し、全国の段階的な市場安定化をけん引するだろう」と述べた。