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H&M、9─11月は予想以上の営業減益 コスト上昇など響く
1月27日、スウェーデンのファストファッション大手H&Mが発表した9─11月期決算は、コスト上昇と消費者信頼感の冷え込みが響き、大幅な営業減益となった。市場予想を大きく下回った。ニューヨークのH&M店舗で2019年11月撮影(2023年 ロイター/Mike Segar)
[ストックホルム 27日 ロイター] - スウェーデンのファストファッション大手H&Mが27日発表した9─11月期決算は、コスト上昇と消費者信頼感の冷え込みが響き、大幅な営業減益となった。市場予想を大きく下回った。
営業利益は8億2100万スウェーデンクローナ(7970万ドル)。前年同期は62億6000万クローナ、リフィニティブがまとめた市場予想は36億7000万クローナだった。
外部要因、ロシア事業撤退、コスト削減策に伴う一時費用の計上が主因という。
同社は昨年9月に年間20億クローナのコスト削減策を開始。人員削減などによるコスト削減効果は2023年下半期から出始める見通し。
同社は11月、約1500人を削減し、9─11月期に約8億クローナのリストラ費を計上すると表明していた。
昨年にはウクライナ侵攻を受けてロシアから撤退する方針も表明した。
12月1日─1月25日の売上高は、現地通貨建てで5%増加した。