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米サウスウエスト航空、大量欠航響き第1四半期も赤字へ

2023年01月27日(金)08時45分

 1月26日、サウスウエスト航空は、先月のクリスマス休暇シーズンに米国を襲った寒波などが原因で大量の欠航が発生したことが響き、第4・四半期が赤字となり、今年第1・四半期も赤字が続く見通しだと発表した。シカゴ・ミッドウェー国際空港で2022年12月撮影(2023年 ロイター/Kamil Krzaczynski)

[26日 ロイター] - サウスウエスト航空は26日、先月のクリスマス休暇シーズンに米国を襲った寒波などが原因で大量の欠航が発生したことが響き、第4・四半期が赤字となり、今年第1・四半期も赤字が続く見通しだと発表した。

リフィニティブのまとめた第1・四半期の1株純損益の予想平均は0.19ドルの黒字で、予想を超える収益悪化となる。

売上高は3億─3億5000万ドル下押しされるとした。

先月の大量欠航に対応した従業員への追加報酬などを理由に、燃料費以外の経費が従来予想を上回る見通しだとした。

第4・四半期は1株当たりの調整後純損益が0.38ドルの赤字となった。欠航により売上高は4億1000万ドル減少し、経費が約3億9000万ドル増えた。

同社には、大量欠航で失った顧客を取り戻すよう投資家から圧力が強まっている。欠航の影響を受けた顧客には300ドル強相当のマイレージのポイントを付与するなどして対応。3月に影響が一巡し、通年で「堅実な」利益を確保すると見込む。

アナリストや労働組合は、先月の寒波後に運航再開が難航した原因は、老朽化した乗務員のスケジュール管理システムにあると指摘。同社はゼネラル・エレクトリックの協力を得て、システムのアップグレードに取り組んでいる。

今年は技術への投資やアップグレード、システム保守点検に約13億ドルを費やす見通しだとした。

ロイター
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