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米FDA、アストラゼネカのコロナ抗体薬緊急使用許可を撤回
2023年01月27日(金)08時22分
米食品医薬品局(FDA)は、英アストラゼネカの新型コロナウイルス抗体薬「エバシェルド」の緊急使用許可を撤回した。写真はアストラゼネカのロゴ。米デラウェア州ウィルミントンで2021年3月撮影(2023年 ロイター/Rachel Wisniewski)
[26日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は、英アストラゼネカの新型コロナウイルス抗体薬「エバシェルド」の緊急使用許可を撤回した。現在米国で主流となっているオミクロン株派生型「XBB.1.5」に対する効果が期待できないためだ。
FDAは今月になって、既に同様の理由からエバシェルドの使用を限定する決定を下していた。
米政府のデータによると、XBB.1.5は昨年12月以降国内で急速に拡大し、先週時点で全感染者の半数近くを占めていた。
欧州の医薬品当局も、エバシェルドのような「モノクロナール抗体薬」の新変異株に対する効き目に懸念を示している。
アストラゼネカは、抵抗力のある変異株の感染比率が低下すればエバシェルドの使用を再承認するかどうか判断する、とFDAから伝えられたと明かした。今後もFDAや他の当局とエバシェルドや変異株に関するデータを共有していくという。
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