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英ディアジオ、7─12月売上高が予想上回る 高級酒が好調
1月26日、蒸留酒で世界最大手の英ディアジオが発表した中間決算(7─12月)は、売上高が予想を上回った。写真は同社のウィスキー「ジョニー・ウォーカー」のボトル。ニューヨークの店舗で2022年5月撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)
[ロンドン 26日 ロイター] - 蒸留酒で世界最大手の英ディアジオが26日発表した中間決算(7─12月)は、売上高が予想を上回った。値上げが寄与したほか、高級酒の販売が増えた。
オーガニック純売上高は9.4%増。市場予想の7.9%増を上回った。販売数量は1.8%増、7.6%ポイントは値上げによるものだった。オーガニック営業利益は10%増加した。
生活費危機で食費を切り詰める消費者が多いが、「たまの贅沢」として高級酒を買い続ける人は少なくなく、同社の業績は底堅く推移している。
値段は高めだが、約50ポンド(61.92ドル)以下の「プレミアム・プラス」ブランドの売り上げがオーガニック純売上高の伸びの65%を占めた。
イバン・メネセス最高経営責任者(CEO)は「23─25年度の持続可能なオーガニック営業利益の伸びを6─9%、オーガニック純売上高の伸びを5─7%とする中期的なガイダンスを達成できる見通しだ」と述べた。
同社は既存の自社株買いに加え、今年度に最大5億ポンドを株主に還元すると表明。中間配当を5%引き上げ1株30.83ペンスとした。
新型コロナウイルスの感染減少に伴い、中国の消費者が「戻る」との自信も示した。