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午後3時のドルは小幅安129円前半、利上げ停止示唆の対加ドルで円買い
1月26日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅ドル安/円高の129円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。2009年12月撮影(2023年 ロイター/Sam Mircovich)
[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅ドル安/円高の129円前半で推移している。中国などの旧正月で引き続き取引量は少なめだったが、前日に中銀が利上げ停止を示唆したカナダドルの上値が重く、円が底買い動きとなった。
主要通貨は手掛かり難から総じて横ばいとなったが、前日海外で売られたカナダドルが96円前半まで続落した。
カナダ銀行(BOC、中央銀行)は25日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、15年ぶりの高水準となる4.5%とした。同時に世界の主要中央銀行として初めて、これまでの利上げの累積効果を見極めるために利上げをいったん停止する可能性を示唆した。
市場では、カナダ中銀の決定を受けて「来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)も同様の示唆をするのではないかとの観測が広がり、ドル売り圧力が強まった」(国内金融機関)との声が出ていた。
それでも、きょうのドルは129円前半から半ばと狭いレンジ内の動き。ウクライナを巡る地政学的リスクの高まりから「リスクオフのドル買いと円買いがみられた」(ステート・ストリート銀行の東京支店・共同支店長、若林徳広氏)との見方もあった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 129.32/34 1.0917/21 141.19/23
午前9時現在 129.24/26 1.0919/23 141.14/18
NY午後5時 129.59/61 1.0915/19 141.42/46