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印タタ・モーターズ、10─12月期は黒字転換 JLRが堅調
インド自動車大手タタ・モーターズが25日発表した第3・四半期(10─12月)決算は、連結純損益が295億8000万ルピー(3億6250万ドル)の黒字となり、前年同期の151億6000万ルピーの赤字から黒字に転換した。写真は同社のロゴ。ムンバイで2018年2月撮影(2023年 ロイター/Danish Siddiqui)
[ベンガル―ル 25日 ロイター] - インド自動車大手タタ・モーターズが25日発表した第3・四半期(10─12月)決算は、連結純損益が295億8000万ルピー(3億6250万ドル)の黒字となり、前年同期の151億6000万ルピーの赤字から黒字に転換した。半導体供給不足の改善と傘下の英高級車部門ジャガー・ランドローバー(JLR)の黒字化が寄与した。
黒字転換は2年ぶり。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は1億8560万ルピーの赤字だった。
JLR部門は税引き前損益が2億6500万ポンド(3億2620万ドル)の黒字となり、前年同期の900万ポンドの赤字から黒字に転換した。販売の増加、製品構成と価格設定の改善が寄与した。受注台数は過去最高の21万5000台に達した。
競合他社同様にタタとJLRも新型コロナウイルスのパンデミック開始以降、サプライチェーン(供給網)の混乱と半導体不足への対応に苦慮している。
ただ、インドは好調な需要やコモディティ価格上昇圧力の緩和、一連の値上げが追い風となって状況が改善しており、半導体の供給も正常化しつつあるという。