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カナダ最大の年金基金、仮想通貨投資を見据えた調査中止=関係筋

2022年12月08日(木)08時49分

12月7日、カナダ最大の年金基金CPPインベストメント(CPPI)は、仮想通貨市場への投資を見据えた調査を取りやめた。写真は仮想通貨のイメージ。2021年5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[トロント 7日 ロイター] - カナダ最大の年金基金CPPインベストメント(CPPI)は、仮想通貨市場への投資を見据えた調査を取りやめた。事情に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。

CPPIは2021年初めに仮想通貨やブロックチェーン関連への投資に向け調査チームを立ち上げたが、今年に入り調査中止を決めたという。

ジョン・グラハム最高経営責任者(CEO)は、投資機会を逃すという理由だけで仮想通貨に投資することはないと述べていた。

6月のスピーチでは「これらの資産の根底にある本質的な価値が何かを熟考し、それを踏まえてポートフォリオを構築する」とし、「仮想通貨は引き続き注目して理解しようとしている投資対象だが、実際には投資していない」と説明していた。

同基金の運用資産は5290億カナダドル(3880億米ドル)。

年金基金の仮想通貨投資を巡っては、オンタリオ州の教員向け年金基金が破たんした交換業大手のFTXトレーディングに投じた9500万ドルの評価額をゼロにしている。

ロイター
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