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米金利、制約的水準に「当面」とどめる必要=ボウマンFRB理事
米連邦準備理事会(FRB)のミシェル・ボウマン理事は、利上げサイクルの影響を評価するために利上げペースを緩めるべきだが、政策金利は当面十分に制約的である必要があると述べた。2019年5月、パロアルトで撮影(2022年 ロイター/Ann Saphir)
[1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のミシェル・ボウマン理事は1日、利上げサイクルの影響を評価するために利上げペースを緩めるべきだが、なお過度に高水準で推移するインフレ率を引き下げるため、政策金利は当面十分に制約的である必要があると述べた。
ニューヨークで開催された金融サービスに関するイベントで「利上げのペースと規模を緩やかにすることでわれわれの行動の効果と経済活動への影響をより十分に評価することができる」と指摘。先月のインフレデータは物価上昇圧力がやや緩和したことを示しているものの、「まだ受け入れがたいほど高い」とした。
その上で、FRBの行動が物価上昇圧力に大きく影響していることを確認するまでは、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)に関する自身の予想を9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で自身が予想した水準から「わずかに」引き上げるとした。
また「物価の安定を回復させるために、フェデラル・ファンド(FF)金利は当面、十分に抑制的な水準にとどまる必要があると予想している」と述べた。