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豪大手病理企業、ハッカー攻撃で患者の医療履歴など流出
2022年10月27日(木)14時10分
10月27日、オーストラリア最大級の病理検査企業、オーストラリアン・クリニカル・ラブズ(ACL)は、患者22万3000人分のデータがハッカーに盗まれたと発表した。写真はポーランドのワルシャワで2013年2月撮影(2022年 ロイター/Kacper Pempel)
[シドニー 27日 ロイター] - オーストラリア最大級の病理検査企業、オーストラリアン・クリニカル・ラブズ(ACL)は27日、患者22万3000人分のデータがハッカーに盗まれたと発表した。1万8000人分の医療・健康履歴が含まれるとしている。
同国では大企業を狙ったハッカー攻撃が相次いでおり、26日には同国最大の医療保険会社メディバンク・プライベートが顧客400万人全員のデータを盗まれたと発表したばかり。
ACLが病理部門のITシステムへの不正アクセスを最初に知ったのは2月だが、この時点では情報は漏れていないとの助言を得ていた。しかし6月に政府のサイバーセキュリティー機関から、匿名性の高いインターネット空間「ダーク(闇)ウェブ」にデータが掲載されているとの通告を受け、その後専門家を雇って調べたところ流出が発覚したとしている。
身代金は要求されておらず、データが不正使用された形跡もないという。
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