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米政策金利、23年春までに4.5─4.75%へ=シカゴ連銀総裁
米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は6日、連邦準備理事会(FRB)には一段の利上げ余地があるとし、現行で3.00─3.25%の政策金利は2023年春までに4.5─4.75%に向かうだろうと述べた。(2022年 ロイター//Chris Wattie)
[6日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は6日、連邦準備理事会(FRB)には一段の利上げ余地があるとし、現行で3.00─3.25%の政策金利は2023年春までに4.5─4.75%に向かうだろうと述べた。
イリノイ商工会議所の年次会合で、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)では再び0.75%ポイントの利上げを実施するか、利上げ幅を0.50%ポイントに引き下げるかが検討されると指摘。インフレ指標は失望的で、今後2回のFOMCで合計1.25%ポイントの利上げが実施されるだろうとした。
「目下、インフレ率は高いため、より制約的な金融政策が必要だ」とした。
米利上げによって堅調な労働市場が減速し始め、現在3.7%の失業率を押し上げると予想。サプライチェーン(供給網)が回復しつつあることを示す兆候がある一方で、住宅価格は上昇を続け、自動車価格も驚くほど堅調に推移しているとし、「インフレの中心的な要素の勢いを見る必要がある」と語った。