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米個人消費支出、8月は0.4%増 市場予想上回る

2022年10月01日(土)00時26分

米商務省が30日発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月より0.4%増えた。市場予想の0.2%増を上回った。7月は0.2%減っていた。3月28日撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 30日 ロイター] - 米商務省が30日発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月より0.4%増えた。市場予想の0.2%増を上回った。7月は0.2%減っていた。

ただ、高インフレ対策のための米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げが需要を鈍化させており、2022年第3・四半期の経済回復を抑制する可能性がある。

支出が増えたのは、一般家庭の光熱費が料金上昇の影響を受けたことも一因。

8月のサービス支出は0.8%増加。7月は0.1%増えていた。ガソリン価格が下がり、旅行や外食に使える資金が増えたのがサービス支出を押し上げた。

8月のモノへの支出は0.5%減。7月は0.7%減っていた。ガソリン価格下落に伴い、ガソリンスタンドでの支出が減った。

8月のPCE価格指数は0.3%上昇。7月は0.1%低下していた。

8月の前年同月比は6.2%上昇し、伸び率は7月の6.4%から縮小した。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は8月に前月比0.6%上昇。7月は横ばいだった。

8月の前年同月比は4.9%上昇し、7月は4.7%上がっていた。

インフレ調整後の個人消費支出は8月に前月比0.1%増。7月は0.1%減だった。

個人所得は8月に0.3%増で、伸び率は7月と同じだった。

賃金は0.3%増。7月は0.8%増だった。8月の貯蓄率は3.5%と、前月と同じだった。

ロイター
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