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フィリップ・モリス、スウェディッシュ・マッチ買収撤回せず=CEO

2022年09月29日(木)14時45分

 9月28日、米たばこ大手フィリップ・モリス・インターナショナルのヤチェック・オルザック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、5月に提案したスウェーデン嗅ぎたばこ大手スウェディッシュ・マッチ買収の意向を取り下げることは検討していないと表明した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで7月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[グダニスク/ロンドン 28日 ロイター] - 米たばこ大手フィリップ・モリス・インターナショナルのヤチェック・オルザック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、5月に提案したスウェーデン嗅ぎたばこ大手スウェディッシュ・マッチ買収の意向を取り下げることは検討していないと表明した。

スウェーデンの法律では、買収には10月21日までにスウェディッシュ株主の9割が賛成することが必要だが、一部株主は既に提案額に反対している。

オルザック氏は、提案以降に世界のマクロ経済環境が変化していることを考えれば、提案している額は「一段と魅力的になっているはずだ」とし、「これは良い提案だ」と主張した。9割を超えることができなければ、買収でなく過半数株の株主になるといった選択肢も「テーブルの上にある」と語った。

買収提案はスウェディッシュ1株106クローナ、総額160億ドル相当。現状で株式市場の同社株は提案価格を上回っている。米アクティビストファンドのエリオット・インベスト・マネジメントは今月、買収提案以降にスウェディッシュ株の買い増しを進め、最大株主の一角になったと発表。現行の買い取り条件では買収に反対する意向だとの一部報道も出ている。

ロイター
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