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米CPI、7月は前月比横ばい ガソリン価格が下落 予想下回る
米労働省が10日に発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比で横ばいだった。ガソリン価格が約20%下落したことが背景。市場予想は0.2%上昇だった。(2022年 ロイター/Mario Anzuoni)
[10日 ロイター] - 米労働省が10日に発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比で横ばいだった。ガソリン価格が約20%下落したことが背景。市場予想は0.2%上昇だった。
6月は1.3%上昇していた。
ガソリン価格の急落により上昇せず、過去2年間にわたってインフレ高進が続いていた中で、安堵すべき顕著な兆しとなった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が9月も大幅利上げを続けるべきかどうかを検討している中、基礎的インフレ圧力は依然高止まりしていることも示された。
ロシアのウクライナ侵攻の影響で今年上半期にガソリン価格が急騰し、米国自動車協会(AAA)によると6月半ばに平均で1ガロン当たり5ドル超と過去最高値を付けた。
7月のCPIの前年同月比は8.5%上昇と、予想を下回った。6月は9.1%上げていた。
7月の食品価格は前月比1.1%上昇。6月は1.0%上昇で、高止まりしている。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は7月に0.3%上がり、上昇率は6月の0.7%から縮小。前年同月比は5.9%と、伸び率は6月と同じだった。