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6月の国内新車販売は10.3%減、登録車20万台割れで過去最低
7月1日、自動車販売の業界団体が発表した6月の国内新車販売台数は、前年同月比10.3%減の32万7896台と12カ月連続で減少した。写真は都内にある自動車のショールームで2015年8月撮影(2022年 ロイター/Yuya Shino )
[東京 1日 ロイター] - 自動車販売の業界団体が1日発表した6月の国内新車販売台数は、前年同月比10.3%減の32万7896台と12カ月連続で減少した。長引く世界的な半導体不足やコロナウイルス感染拡大による影響で部品供給遅れが続き、各社の減産が響いた。登録車は6月単月として統計開始以来、過去最低となった。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日に発表した数値をロイターがまとめた。
内訳は、登録車が15.8%減の19万7530台と10カ月連続でマイナス。1968年の統計開始以来、6月単月として最も少ない登録車販売の2020年(21万4857台)を下回った。
軽自動車は0.4%減の13万0366台と13カ月連続で前年を割り込んだ。
一部仕入先での感染者発生による出勤率低下を受け、トヨタ自動車が7月も一部の工場・ラインの稼働停止を公表しており、生産調整による販売への影響は今後もまだ続くとみられる。