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欧州議会の35年内燃車禁止支持、EV電池増産が最大の課題=VW幹部
6月29日、欧州連合(EU)欧州議会が、内燃機関の新車販売を2035年までに事実上禁止する法案を支持したことについて、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のアントリッツ最高財務責任者(CFO)は「容易な目標ではないが、われわれは実行可能と考える」と指摘。写真はマンハッタンで4月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid )
[ミュンヘン 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州議会が29日、内燃機関の新車販売を2035年までに事実上禁止する法案を支持したことについて、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のアントリッツ最高財務責任者(CFO)は「容易な目標ではないが、われわれは実行可能と考える」と指摘。むしろ、その結果必要になる電気自動車(EV)用電池の十分な生産の方がはるかに難題だと強調した。
「ロイター・オートモティブ・ヨーロッパ」会議でロイターの取材に応じた。
アントリッツ氏は「最も難しい課題は自動車工場の増強ではない。EV用バッテリーのサプライチェーンを増強することになる」と語った。
大手自動車メーカー各社はリチウムやニッケルやマグネシウムやコバルトなどのEV電池原材料の確保を巡る問題が深刻化する可能性に直面している。