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ロシア産石油価格の上限設定、欧米以外の参加必要=シェルCEO

2022年06月30日(木)11時21分

英石油大手シェルのベン・ファンブールデン最高経営責任者(CEO)は29日、主要7カ国(G7)がロシア産石油価格に上限を設ける計画について、欧米以外の国々も参加した場合にのみ機能するの見方を示した。資料写真、2015年6月、仏パリで撮影(2022年 ロイター/Benoit Tessier)

[シンガポール 29日 ロイター] - 英石油大手シェルのベン・ファンブールデン最高経営責任者(CEO)は29日、主要7カ国(G7)がロシア産石油価格に上限を設ける計画について、欧米以外の国々も参加した場合にのみ機能するの見方を示した。

G7は今週の首脳会議で、ウクライナに侵攻しているロシアの戦争資金を断つため、一定価格以上で売却されたロシア産石油の輸送禁止を検討することで合意した。G7に属さない中国とインドは、ロシア産原油の最大の輸入国である。

ファンブールデンCEOは記者団に、欧米とその他の少数国だけが参加しても、現在と同様にロシア産原油を購入しても問題がない国々に流れるだけだと指摘した。

G7は保険会社を通じて価格上限を導入するなどの選択肢を検討している。この場合、要件を満たさない貨物には保険がかけられないことになる。

ファンブールデン氏はそうしたやり方は責任の所在が不明確で、うまくいくか分からないと述べた。

ロイター
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