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スイス中銀の当座預金残高、10年ぶり減少幅 為替介入終了を示唆
2022年06月28日(火)14時08分
6月27日、スイス国立銀行(中央銀行)が公表した先週の当座預金残高は7484億6000万スイスフランで、前週から33億7000万フラン減少した。写真は同行。チューリッヒで23日撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann )
[チューリヒ 27日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)が27日公表した先週の当座預金残高は7484億6000万スイスフランで、前週から33億7000万フラン減少した。マイナス幅は2012年初め以来の大きさとなった。中銀によるフラン押し下げ介入の終了を示唆している。
ここ数年、中銀は新たに創出されたフランで商業銀行から外貨を購入していたため、当座預金残高はほぼ毎週増加していた。
中銀は残高減少の理由についてコメントを避けた。
アナリストは中銀が介入を停止し、16日の利上げ以降のフラン高を受け入れたことを示すものと指摘した。
クレディ・スイスのエコノミスト、マキシム・ボタロン氏は「スイスのインフレ率は3%に近づいており、外貨購入によってフラン上昇を防ぐことは適切な政策とは言えない。従って外貨購入は過去のものになるはずだ」と述べた。
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