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豪政府、資源業界にセクハラ対策促す構え 加害者の記録作成など
2022年06月24日(金)12時37分
[シドニー 23日 ロイター] - オーストラリアのキング資源相は、鉄鉱石鉱山が集中する西オーストラリア州が資源業界における女性への差別的待遇や嫌がらせに関する報告書を出したことを受け、連邦政府もセクハラ行為の加害者の記録を作成するよう業界に促す考えを示した。
報告書は資源大手のBHPやリオティントが違法な犯罪行為を見過ごしていると批判した。
資源業界に女性差別や嫌がらせの文化があるとの懸念に対し、昨年は世論の怒りが高まり、国内で性被害を告発する「#MeToo」運動が広がった。西オーストラリア州は1年間にわたり調査を実施した。
キング氏は、報告書で提言された加害者の記録作成を含めた24項目のセクハラ防止対策について、連邦政府として後押しする考えを表明。「政府は資源部門のセクハラ撲滅で一役買う用意がある」とした。
報告書ではストーカー行為やわいせつなメッセージの送信、正規採用に性的見返りを求める行為などの実例が挙げられた。職場でのセクハラ対策の責任を企業側に負わせるため、法律を改正することなどを提言した。
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