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日証金の株主総会、日銀出身役員の報酬開示などの株主提案を否決

2022年06月23日(木)14時24分

[東京 23日 ロイター] - 日本証券金融は23日午前に定時株主総会を開き、物言う株主のストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が日銀出身役員の個別報酬を開示するなどの定款変更を求めた計6議案を否決した。取締役選任など会社提案の3議案は可決された。

日証金の担当者が明らかにした。

ストラテジックキャピタルは、日証金では1950年の上場以来、日銀OBが社長を務め続けており、日銀勤務時代をはるかに上回る給与を得て「株主価値向上のために努力するインセンティブを失っている恐れがある」などとして、株主提案権を行使する書面を提出していた。

総会に向けて個別報酬開示のほか、政策保有株式について保有目的を実際に果たしているかの検証などを求める提案を行っていたが、取締役会は反対意見を表明していた。

ストラテジックキャピタルが日証金に株主提案を行ったのは今回が初めて。

ロイター
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