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米AMD、第4四半期売上高見通しが予想上回る 半導体需要旺盛
米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が26日に発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。写真は7月30日撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[26日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が26日に発表した第4・四半期の売上高見通しは市場予想を上回った。サプライチェーン(供給網)の問題を克服し、パソコンやゲーム機、データセンターなどに使用される半導体への旺盛な需要に対応する。
第4・四半期の売上高見通しは約45億ドルを中心に上下1億ドルの範囲。リフィニティブのデータによると、アナリスト予想平均は42億5000万ドルだった。
通年の増収率の見通しも60%から65%に引き上げた。
第3・四半期決算は売上高が43億1000万ドルとなり、予想の41億2000万ドルを上回った。
データセンター向け画像処理半導体を含むコンピューティング・グラフィックス事業の売上高が44%増え、全体をけん引した。
純利益は9億2300万ドル(1株当たり0.75ドル)と、前年同期の3億9000万ドル(同0.32ドル)から大幅に増えた。
リサ・スー最高経営責任者(CEO)は電話会見で、データセンター向けが非常に好調だったと説明。パソコン市場は2022年にかけて「横ばい傾向」になる可能性がある一方、マイクロソフトのゲーム機「Xbox」とソニーのゲーム機「プレイステーション(PS)」に使われる半導体への需要は堅調を維持すると予想した。