ニュース速報
ビジネス
ボーイング737MAX、中国での試験飛行へ出発
米ボーイングの主力機「737MAX」1機が8月4日、中国で試験飛行を行うためにシアトル近くのキング郡国際空港(ボーイング・フィールド)を飛び立った。2018年8月、ブラジルのサンパウロで撮影(2021年 ロイター/Paulo Whitaker)
[シアトル/北京 4日 ロイター] - 米ボーイングの主力機「737MAX」1機が4日、中国で試験飛行を行うためにシアトル近くのキング郡国際空港(ボーイング・フィールド)を飛び立った。ハワイを経由して中国に向かう予定。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
航空機運航情報サイトのフライトレーダー24によると、現地時間午前8時17分に離陸したもようだ。
1人の関係者の話では、中国政府とボーイングはここ数日、737MAXの運航再開許可に向けた試験飛行や各種検査の日程調整を続けている。ただ正確な日時や、手続きにどの程度の時間を要するかなどは確定していない。
ボーイングの広報担当者はこの問題で直接のコメントを拒否した上で「当社は世界中の規制当局が737MAXの改善点をより理解して認証手続きを終えるまで協力を続けている」と述べた。
既に約30の航空会社と175カ国が737MAXの運航再開を認めているが、中国はまだ運航停止措置を解除していない。ボーイングのカルフーン最高経営責任者(CEO)は先週、年内に運航再開の許可が得られるとの期待は変わっていないと発言している。