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中国カンシノ、スプートニクVとの混合接種で治験実施の見通し
7月30日、中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)の幹部は29日、自社の新型コロナウイルスワクチンとロシア製の「スプートニクV」の混合接種を行う臨床試験(治験)を早ければ来月にも開始する可能性があると明らかにした。写真はカンシノのロゴ。天津で昨年8月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)
[北京 30日 ロイター] - 中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)の幹部は29日、自社の新型コロナウイルスワクチンとロシア製の「スプートニクV」の混合接種を行う臨床試験(治験)を早ければ来月にも開始する可能性があると明らかにした。
1回目の接種にスプートニクV、2回目にカンシノ製を使用する。
カンシノのシニアバイスプレジデント、ピエール・モルゴン氏はロイターに対し「ロシアは2回目接種分の十分な供給が難しくなっており、複数の国から混合接種について要請が来ていた」と述べた。
治験開始は8月か9月ごろを見込んでいるとした。実施する国は明らかにしなかったが、中国でもロシアでもないと述べた。
スプートニクVとカンシノのワクチンはいずれも「ウイルスベクター」と呼ばれるタイプで、新型コロナウイルスの遺伝情報を体内に運ぶベクターとして、無害化したアデノウイルスを使用している。
治験は地元当局の支持を得ており、倫理委員会の承認待ちという。