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日経平均は小幅反落、材料難のなか利益確定売り優勢

2021年06月23日(水)15時47分

 6月23日、 東京株式市場で日経平均は小幅反落。22日の米国株式市場でナスダック総合指数が最高値で取引を終了した流れを引き継ぎ、日経平均も上値追いでスタートとなったものの、その後は戻り売りの厚さが警戒され上げ幅を縮小。2018年10月、東京株式市場で撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅反落。22日の米国株式市場でナスダック総合指数が最高値で取引を終了した流れを引き継ぎ、日経平均も上値追いでスタートとなったものの、その後は戻り売りの厚さが警戒され上げ幅を縮小。手掛かり難の中、後場では前日終値(2万8884円13銭=22日)近辺で伸び悩む展開が続いた。

日経平均は2万9000円の壁が意識されている。SBI証券の投資調査部長、鈴木英之氏は「米金融政策の行方を消化しきれていない中、国内では五輪前の感染拡大などへの懸念が重しとなり、なかなか上を追いづらい。壁を突破するにはさらなる好材料が必要」との見方を示した。

TOPIXは反落し、前営業日比0.53%安。東証1部の売買代金は2兆2856億2200万円。東証33業種では、鉄鋼、証券業、不動産業、医薬品、その他製品などの28業種が値下がり。鉱業、倉庫・運輸関連業、石油・石炭製品などの5業種は値上がりした。

個別では、ファーストリテイリング、エムスリー、東京エレクトロン、アドバンテストがしっかり。エーザイ、リクルートホールディングス、KDDIはさえない。

そのほか、トヨタ自動車は反落し1.79%安、きょうが株主総会となったソフトバンクグループは0.18%安と小幅安で引けた。

東証1部の騰落数は、値上がり812銘柄に対し、値下がりが1272銘柄、変わらずが109銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 28874.89 -9.24 28886.92 28860.06─29007.83

TOPIX 1949.14 -10.39 1954.88 1949.14─1962.35

東証出来高(万株) 94436.00 東証売買代金(億円) 22856.22

ロイター
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