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スイスのピクテ・グループ、216年の社歴で初の女性パートナー指名
6月21日、スイスの資産運用会社ピクテ・グループは、マネジングパートナーにエリフ・アクトゥグ氏を指名した。写真はジュネーブで2012年5月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)
[チューリヒ 21日 ロイター] - スイスの資産運用会社ピクテ・グループは21日、マネジングパートナーにエリフ・アクトゥグ氏を指名した。女性が同ポストに就くのは同社216年の歴史で初めて。
同氏とともに、フランソワ・ピクテ氏も同じポストに指名されており、監督当局の承認が得られれば9月に就任する。これにより、マネジングパートナーは9人に増える。
ピクテ・グループはオーナーマネジャーによる共同経営体制を敷いており、こうした形態は1805年の創設以来ほぼ変更されていない。2020年末時点の運用資産は6090億スイスフラン(6610億9000万ドル)。
アクトゥグ氏は11年にピクテに参画し、ピクテ・アセット・マネジメントの欧州エクイティファンド「アゴラ」のリードマネジャーを務めている。その前には、ロンドンでゴールドマン・サックスのマネジングディレクターを務めていた。
ピクテ氏は15年にピクテ・グループに入り、ピクテ・ウェルス・マネジメントの超富裕層向け部門ピクテ・インベストメント・オフィスに勤務していた。
シニアマネジングパートナー、ルノー・ドゥ・プランタ氏は「2人を喜びとともにパートナーに迎える。これは20年末以来、会社の強い成長に伴って生じた需要増に対応するためわれわれが計画してきた一歩だ」と述べた。