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KNTが400億円の優先株、コロナで債務超過 6月末に解消見込む
2021年05月12日(水)16時18分
[東京 12日 ロイター] - KNT─CTホールディングスは12日、親会社の近鉄グループホールディングスなどを割当先に優先株を発行し、約400億円を調達すると発表した。
新型コロナウイルスの影響で旅行需要が落ち込んでいた同社は資本が棄損していた。2021年3月期末時点でおよそ96億円の債務超過を解消する。
近鉄GHDに150億円、三菱UFJ銀行と三井住友銀行がそれぞれ資金を貸し付ける合同会社2社が計250億円の優先株を引き受ける。調達額は、手取り概算で397億円。
KNTは、資金の払い込みが完了する6月30日に債務超過の解消を見込む。
KNTがこの日発表した2021年3月期の連結業績は、284億円の最終赤字だった。96億5400万円の債務超過となった。
併せて発表した22年3月期の業績予想でも、148億円の最終赤字を見込んでいる。
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