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米四半期定例入札、来週の国債発行規模を維持 計1260億ドル

2021年05月06日(木)08時14分

 5月5日、米財務省は、四半期定例入札で来週発行する国債の規模を維持すると発表した。写真はソウルで2010年4月撮影(2021年 ロイター/Jo Yong-Hak)

[5日 ロイター] - 米財務省は5日、四半期定例入札で来週発行する国債の規模を維持すると発表した。内訳は3年債が580億ドル、10年債が410億ドル、30年債が270億ドルで、前四半期と変わらない。

同省は、新型コロナウイルスに関連した支出に伴う不確実かつ大規模な借り入れ需要に直面しており、需要のシフトには財務省短期証券(Tビル)とキャッシュ・マネジメント・ビル(CMB)の発行額変更で対応すると説明した。

また、議会が適時に債務上限引き上げや上限適用停止を行うことを期待すると指摘。議会がそうした対応を取らなければ例外的措置を発動する可能性があるとした。ただ、例外的措置を発動しても、債務上限を巡る過去の混乱時よりも早期に限界が来る恐れがあると警告した。

債務上限の適用停止期限が切れる7月31日時点で、キャッシュバランスは4500億ドルになると見込む。また、Tビル発行残高は約1500億ドル減少する見通し。これは2月の四半期定例入札以降の減少規模の約3分の1に当たる。

同省は昨年に過去最大の資金調達を行ったことを受け、今年に入ってから短期証券の発行を減らしている。

ロイター
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