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米JPモルガン、過労対策で若手行員を増員へ=関係筋

2021年04月22日(木)12時46分

 関係筋によると、米大手銀行JPモルガン・チェースは、事業活動が過去最大規模に拡大する中で行員の過労を防ぐため、若手行員やサポートスタッフを増員する方針だ。写真はニューヨークで3月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[21日 ロイター] - 米大手銀行JPモルガン・チェースは、事業活動が過去最大規模に拡大する中で行員の過労を防ぐため、若手行員やサポートスタッフを増員する方針だ。関係筋が21日明らかにした。既に約90人を新規採用しており、世界全体でさらに100人を採用する計画。

同行はまた行員に対し、仕事を離れて過ごす私的な時間を増やすよう呼びかけている。週末の休みを確保したり、若手行員の働き方をより柔軟にしたりする多くの既存制度の確実な実施にも力を入れる。

若手行員の時間の使い方について、四半期ごとの検証も計画。この点について上級幹部に説明責任を負わせ、実績評価と年末報酬に反映させる。

各グループの責任者には、毎日2、3人の若手行員に電話して「効果の出ている対策と出ていない対策」について聞き取ることを義務付ける。

金融業界はコロナ禍によってメンタルヘルス問題に拍車が掛かっており、米大手ゴールドマン・サックスは先月、行員の苦情にこたえて増員などの過労対策を実施した。

ロイター
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