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中国・南京でコロナワクチン併用試験、カンシノと智飛竜科馬が開発
中国南京市で、カンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)と重慶智飛生物製品傘下の安徽智飛竜科馬生物製薬がそれぞれ開発した新型コロナウイルスワクチンの併用試験が行われている。写真は天津市のカンシノ本社。昨年8月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)
[北京 19日 ロイター] - 中国江蘇省の南京市で、国内企業のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)と重慶智飛生物製品傘下の安徽智飛竜科馬生物製薬がそれぞれ開発した新型コロナウイルスワクチンの併用試験が行われている。米国立衛生研究所(NHI)傘下部門が運営する治験登録サイトClinicalTrials.govで分かった。
中国疾病予防コントロールセンター(CDC)のトップは今月、新型コロナワクチンの有効性を高めるために種類の違うワクチンの併用を本格的に検討していると明らかにしていた。
ClinicalTrials.govによると、南京でのワクチン併用治験には120人が参加。まず、カンシノのコロナワクチン「Ad5-nCoV」を投与し、安全性と免疫反応を調べた後、28日あるいは56日後に安徽智飛竜科馬のワクチン「ZF2001」を投与する。
この治験は江蘇省疾病予防当局の支援を受けている。両ワクチンともに中国政府の大規模投与計画の対象となっている。
両ワクチンメーカーからのコメントは得られていない。
中国では、カンシノのコロナワクチン「Ad5-nCoV」の2回接種型と吸引型の治験も行われている。