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気候変動問題、日銀の使命に則して必要な対応を検討=黒田総裁
2021年04月16日(金)10時47分
日銀の黒田総裁は16日の衆院財務金融委員会で、気候変動問題に対する金融政策面での対応について、国際会議や各国当局との意見交換を通じ議論を深めていきたいと述べた。写真は2019年6月、都内の日銀本店で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 16日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は16日の衆院財務金融委員会で、気候変動問題に対する金融政策面での対応について、国際会議や各国当局との意見交換を通じ議論を深めていきたいと述べた。その上で、日銀は「物価の安定と金融システムの安定という使命に則して必要な対応を検討していきたい」とした。鈴木馨祐議員(自民)の質問に答えた。
日銀は3月末に気候変動が金融システムを不安定化させるリスクを議論する国際リサーチ・ワークショップを開いた。黒田総裁は開会のあいさつで、気候変動は中長期的に実体経済や金融システムに大きな影響をもたらすため中銀の政策運営にも重要な影響を与えると認識を示し、中銀としても、必要な対応を考えていくことになる、などと述べていた。
(杉山健太郎)
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