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日経平均は反落、戻り売り優勢 値がさ株が軟調

2021年03月02日(火)15時32分

東京株式市場で日経平均は反落した。値がさ株や半導体関連株で利益確定が先行し、後場はさえない相場展開が続いた。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 2日 ロイター] -

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29408.17 -255.33 29939.75 29,314.82─29,996.39

TOPIX 1894.85 -7.63 1915.17 1,883.31─1,915.17

東証出来高(万株) 129267 東証売買代金(億円) 26132.12

東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米国株式市場で主要3指数が大幅高となった流れを引き継ぎ、朝方は3万円が視野に入る水準まで上値を追ったが、その後は徐々に戻り売りが優勢となりマイナス転化。米株先物が軟調に推移し警戒感が広がったほか、値がさ株や半導体関連株で利益確定が先行し、後場はさえない相場展開が続いた。

日経平均は寄り付き後、2万9996円39銭の高値付けた。だが、その後は上値の重さが意識され戻り売りに押される格好となった。市場からは「米長期金利の上昇が一服したとはいえ、株式市場の不安定な状況はしばらく続きそうだ」(国内運用会社)との声が聞かれた。

また、目先としては「グロース株とバリュー株の循環物色が継続される中、25日移動平均線(2万9247円28銭=2日)を下値支持線として、2万9000円台での値固めの動きが続くのではないか」(岡三オンライン証券・チーフストラテジスト、伊藤嘉洋氏)との見方も出ていた。

TOPIXは0.40%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆6132億円。東証33業種中、水産・農林業、その他 金融業、機械、精密機器など8業種は値上がり。一方、海運業、空運業、鉱業、パルプ・紙など25業種は値下がりした。

個別では、ファーストリテイリングが前場に上場来高値を更新し、初の11万円乗せとなった。だが、徐々に利益確定売りに押され2.9%安となり、日経平均を110円ほど押し下げる要因になった。

その他、スシローグローバルホールディングス、マネックスグループなどは堅調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり745銘柄に対し、値下がりが1346銘柄、変わらずが103銘柄だった。

ロイター
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