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富士通、今期営業利益予想を12.1%増に上方修正 事業売却が寄与

2021年01月28日(木)19時27分

[東京 28日 ロイター] - 富士通は28日、2021年3月期の連結営業利益(国際会計基準)予想を前年比12.1%増の2370億円に上方修正した。携帯端末販売代理店事業の売却による利益250億円が予想引き上げに寄与する。純利益予想も同0.7%増の1770億円に上方修正し、過去最高を更新する見通しとした。

IBESのコンセンサス予想では、アナリスト18人の通期営業益予想の平均値は2266億円。

事業売却益のほかでは、高性能パソコンの販売増による単価上昇での採算性改善や電子部品の需要増が、営業利益に100億円プラスに作用する。一方、ITサービス事業では、新型コロナウイルスの影響継続や戦略投資の前倒しが営業利益を100億円圧迫する。自治体やヘルスケア分野でコロナ禍による商談停滞の影響が第4・四半期も継続するとみている。

20年4ー12月期の営業利益は前年同期比28.2%増の1557億円だった。国内サービスや海外での採算改善などが貢献した。

*内容を追加しました。

(平田紀之)

ロイター
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