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中国工業部門企業利益、12月は20.1%増 8カ月連続で増加

2021年01月27日(水)12時41分

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が27日発表した2020年12月の工業部門企業利益は前年同月比20.1%増の7071億1000万元(1094億ドル)となった。8カ月連続で増加した。

11月は15.5%増だった。

2020年通年の利益は4.1%増の6兆4500億元と、1─11月の2.4%増から伸びが加速した。19年通年は3.3%減少していた。

統計局の担当者は併せて発表した声明で、20年の利益の伸びは特に製造業がけん引したとし、同部門の利益は7.6%増加したと指摘した。

新型コロナウイルスの感染拡大で多くの国が打撃を受ける中、中国の国内総生産(GDP)は20年に2.3%増加し、主要国の中で唯一、プラス成長を維持した。

ロイター調査によると、21年の中国GDPは8.4%増と10年ぶりの高い伸びが見込まれている。ただ、消費の回復が鈍いことや信用の伸びが急速に鈍化する可能性を懸念する声も聞かれている。

12月末時点の工業部門企業の負債は前年比6.1%増加。11月末時点は6.8%増、19年末時点は5.4%増だった。

20年の国有企業の工業部門利益は前年比2.9%減少。1─11月は4.9%減、19年は12.0%減だった。

20年の民間部門の企業利益は3.1%増加し、1─11月の1.8%増、19年の2.2%増から伸びが加速した。

工業部門企業統計は、主力事業の年間売上高が2000万元以上の大企業が対象。

*内容を追加しました。

ロイター
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