ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落、前日急騰の反動で 米大統領就任式前で様子見ムード

2021年01月20日(水)15時37分

東京株式市場で日経平均は反落した。前日の日経平均は急反発となったこともあり、きょうは反動で利益確定の売りが優勢となった。写真は東京証券取引所、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 20日 ロイター] -

日経平均

終値      28523.26 -110.20

寄り付き    28798.74

安値/高値   28,402.11─28,801.19

TOPIX

終値       1849.58 -6.26

寄り付き     1860.67

安値/高値    1,840.50─1,860.95

東証出来高(万株) 115000

東証売買代金(億円) 23810.32

東京株式市場で日経平均は反落した。前日の日経平均は急反発となったこともあり、きょうは反動で利益確定の売りが優勢となった。米国では日本時間21日未明にバイデン氏の米大統領就任式を控えていることもあり、東京市場では様子見ムードが広がり積極的な売買は手控えられた。

日経平均は19日の米国株高の流れを引き継ぎ続伸スタート。一時167円73銭高の2万8801円19銭で高値を付けたが、その後は徐々に値を消しマイナス圏に転落。後場ではマイナス圏でのもみあいに終始した。前日の日経平均は次期イエレン財務長官の財政拡大に対する前向きな発言を好感し391円高となったこともあり、きょうは利益確定の売りが優勢となった。

TOPIXも反落し0.34%安。東証1部の売買代金は2兆3810億3200万円となった。東証33業種では、空運業、海運業、陸運業などの20業種が値下がり。繊維業、鉱業、石油・石炭製品などの13業種は値上がりとなった。

個別では、東京エレクトロンが上場来高値を更新。昨年末からの大幅上昇で高値警戒感から利益確定売りに押されていたが、半導体需要の逼迫から製品需要の拡大期待で買いが活発化した。そのほかアドバンテスト、ローム、ルネサスエレクトロニクス、アルバックなどの半導体関連株も堅調だった。

市場では「米大統領就任式や決算発表の本格化を前に、様子ムードが広がっているようだ。ただ、半導体関連など買われている銘柄も多く、好業績・テーマ株への物色意欲はそれなりにある。決算前で期待と不安が拮抗する中、利食いをこなしながら値固めの動きとなっている」(岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏)との声が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がり1100銘柄に対し、値下がりが993銘柄、変わらずが95銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、イスラエルへの報復ないと示唆 戦火の拡大回

ワールド

「イスラエルとの関連証明されず」とイラン外相、19

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、5週間ぶりに増加=ベー

ビジネス

日銀の利上げ、慎重に進めるべき=IMF日本担当
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 4

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 5

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 6

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    あまりの激しさで上半身があらわになる女性も...スー…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 5

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 9

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中