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フィリピン航空、再建に向け債権者保護申請へ コロナ禍で財務悪化
2020年11月25日(水)14時40分
11月25日、フィリピンのドミンゲス財務相は、大手航空会社フィリピン航空が政府の支援を受けながら債務再編を進めるのにあたり、裁判所に債権者保護を申請する計画だと明らかにした。写真は同航空の飛行機。マニラで2016年3月撮影(2020年 ロイター/Romeo Ranoco)
[マニラ 25日 ロイター] - フィリピンのドミンゲス財務相は、大手航空会社フィリピン航空が政府の支援を受けながら債務再編を進めるのにあたり、裁判所に債権者保護を申請する計画だと明らかにした。新型コロナウイルスの世界的大流行で財務が悪化しており、再建を目指す。
ドミンゲス氏によると、同社は先週、財務省に再建計画を伝えたが、必要な政府支援の詳細は示さなかったという。同社にはANAホールディングスが出資している。
フィリピン航空は先月、従業員の3割強にあたる2700人を削減すると発表。再建計画に関し、コメントの求めに応じていない。
9月末時点のリース債務と長期債務は計1980億ペソ(41億2000万ドル)に上った。1─9月期の純損失は289億ペソと、前年同期の85億ドルの赤字の3倍以上に膨らんだ。
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