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日航傘下のジップエア、ジェット・スターなどから客室乗務員採用

2020年10月22日(木)13時42分

 10月22日、日本航空(JAL)の完全子会社で格安航空会社(LCC)のジップエア・トーキョーは22日、客室乗務員100人を採用する方針を明らかにした。対象は、JALグループの航空会社やJALが50%出資するLCCのジェットスター・ジャパンに在籍している社員。写真はジェットスターの飛行機。シドニーで3月撮影(2020年 ロイター/Andrew Boyers)

[東京 22日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>の完全子会社で格安航空会社(LCC)のジップエア・トーキョーは22日、客室乗務員100人を採用する方針を明らかにした。対象は、JALグループの航空会社やJALが50%出資するLCCのジェットスター・ジャパンに在籍している社員。現在の職種が客室乗務員でなくても採用試験を受けることができる。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅減便を強いられている航空各社では早期退職の募集や採用中止が相次いでいるが、ジップエアはコロナ禍で異例ともいえる国際線の拡大を進めており、人材採用を急ぐ。JALグループ内で雇用を維持し、効率的な人材配置を図る。

ジェットスター・ジャパンは新型コロナの影響で旅客需要が急減した国内6路線の運休を決めたばかり。

ジップエアの広報担当者によると、来年は米国西海岸の都市などへの路線拡大を検討しており、既存の2機に加えてさらに2機を導入する予定で、来年度の国際線強化に向けて客室乗務員を採用するという。パイロットや地上職などの職種は採用しない。

ジップエアは成田空港を拠点とし、国際線中長距離路線のLCCとして2018年に設立。当初は5月からタイ・バンコクへの旅客便就航を計画していたが、コロナの影響で延期を余儀なくされ、6月に貨物便としてスタートを切った。旅客便は今月28日からバンコク出発の片道のみを就航させる。7月の予定だった韓国・ソウル線の旅客便は今月16日から就航した。今年度は米国ハワイ・ホノルル線の就航も目指している。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:内田慎一 田中志保)

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