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東証のシステム障害、終日取引できず極めて遺憾=官房長官
10月1日、加藤勝信官房長官(写真)は午後の記者会見で、東京証券取引所のシステム故障により終日にわたり株式の取引ができなかったことは極めて遺憾であるとの見解を示した。首相官邸で9月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 1日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は1日午後の記者会見で、東京証券取引所のシステム故障により終日にわたり株式の取引ができなかったことは極めて遺憾であるとの見解を示した。
加藤官房長官は取引ができなくなった理由について、売買システムの装置の一部に故障が発生し、情報が正確に伝達できなくなったと東証から報告を受けていると指摘。
その上で「終日取引が行われず、投資家の取引の機会が制限されたことは極めて遺憾である」と述べた。
東証からは、明日には取引できるようシステム回復に取り組んでいると報告が来ているとしつつ、金融庁が明日の取引再開へ全力尽くすよう、日本取引所と東証に指示したと説明した。
また、東証からはサイバー攻撃の可能性は極めて低いとの報告を受けていると述べた。
一方、菅義偉首相が看板政策に掲げているデジタル庁の創設に関連し、加藤官房長官は「恒久化するかも含め、内容は固まっていない」と語った。
平井卓也デジタル改革担当相は30日、報道各社とのインタビューで、デジタル庁の創設に関し、設置期限を設けるつもりはないとの見解を示していた。