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世界の消費者信頼感、第2四半期に大きく悪化=CB
7月15日、米コンファレンス・ボード(CB)によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化で、世界の消費者信頼感は第2・四半期に大きく悪化した。ロンドンで2日撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)
[15日 ロイター] - 米コンファレンス・ボード(CB)によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化で、世界の消費者信頼感は第2・四半期に大きく悪化した。CBは今後数カ月の急速な回復は期待できないとの見方を示している。
第1・四半期に106を記録したCBの消費者信頼感指数は、第2・四半期には92まで落ち込んだ。指数が100を下回ると消費者が悲観的になっていることが示される。
調査は68カ国の3万3000人を対象にオンラインで実施した。
CBによると、米国や欧州の大半の国で消費者信頼感は長期的に低迷する見通し。新型コロナ感染者の増加に加え、雇用や所得の先行き不透明感、政府の新型コロナ対策への不信感が背景にある。
ドイツ、中国、韓国、オーストラリアでは消費者信頼感が比較的早く回復する見通し。
CBのチーフ・エコノミスト、Bart van Ark氏は、一部の国でみられる景気回復の兆しは、今後数カ月の間に消費者信頼感が急速に回復することを必ずしも意味しない、と慎重な見方を示した。
米国の消費者信頼感は101と、100を上回った。ただ、新型コロナの感染状況が最悪期を越え、景気が回復しつつあるとみられていた6月に調査が行われたことも一因となっている可能性がある。