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中国新規銀行融資は上半期に過去最高を更新、6月も堅調な伸び

2020年07月11日(土)00時12分

[北京 10日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が発表した2020年上半期の新規銀行融資は12兆0900億元(1兆7300億ドル)で、過去最高を更新した。これまでの最高額は2019年上半期の9兆6700億元だった。

アナリストらは、経済回復の足取りが堅調なものになるまで、当局は強い信用の伸びが維持されることを望むとの見方を示した。

6月単月では、新規銀行融資は前月比22.3%増の1兆8100億元(2582億9000万ドル)となった。当局による金融緩和の継続が背景。5月の1兆4800億元から増加したほか、前年同月の1兆6600億元も9%上回った。アナリスト予想は1兆8000億元だった。

キャピタル・エコノミクスの中国担当エコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は、低金利と融資増、政府債の発行増により経済回復が軌道に乗り、生産は年内に新型コロナ危機前の水準に戻る、との見通しを示した。また今後数カ月間、信用供与が一段と拡大すると見込んでいるという。

住宅ローンを中心とする家計向け融資は9788億元で、5月(7043億元)から増加した。企業向け融資も5月の8459億元から9278億元に増加した。

マネーサプライM2の前年比伸び率は5月と同じく11.1%。アナリスト予想も11.1%だった。

人民元建て融資残高は前年比13.2%増で、アナリスト予想と一致した。

銀行融資のほか、新規株式公開、信託会社の融資、債券発行などを含む社会融資総量は6月末時点で12.8%増に伸びが加速。政府債の発行増が寄与した。5月は12.5%増だった。

6月の社会融資総量は3兆4300億元で、5月の3兆1900億元から増加した。アナリスト予想は3兆元だった。

人民銀の統計部門責任者であるRuan Jianhong氏は会見で、経済支援策は結果を出しており、下半期には企業と雇用に対する金融支援を強化すると述べた。

また、信用支援を拡大するためにマクロレバレッジ比率の段階的な上昇を認めるべきと指摘。負債レベルは第1・四半期に14.5%ポイント上昇し、第2・四半期にさらに上昇したと語った。

同じ会見で金融政策部門副責任者のGuo Kai氏は、信用の伸びが経済回復のペースを上回るべきではないとしたほか、金利があまりにも低い場合は裁定取引や資産のミスマッチが起こる可能性があると述べた。

ロイター
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