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安川電機、3─5月期営業利益は21%減の62億円 4月予想上回る
[東京 10日 ロイター] - 安川電機<6506.T>が10日発表した2020年度第1四半期(3─5月)連結決算(IFRS基準)は営業利益が前年比21.6減の62億2700万円となった。ロボット事業を中心に売り上げが減少した影響が出たものの、4月に公表した予想の40億円は上回った。最終利益は同16.7%減の45億1900万円。
第1四半期の連結売上高は前年比15.5%減の908億0200万円となり、4月時点の予想925億円を下回った。大きく落ち込んだのはロボット部門で同25.2%減。世界的に自動車産業で設備投資が抑制された影響などが出た。営業利益も87.0%減と足を引っ張った。
モーションコントロール部門も売上高は前年比8.4%減と落ち込んだが、営業利益は5.4%増。中国で5G関連のACサーボの売り上げが増加したほか、経費抑制の効果などが出た。システムエンジニアリングも減収増益となった。
2020年中間決算(3─8月期)予想で、連結売上高は1808億0200万円、営業利益は107億2700万円、最終利益は80億1900万円とした。21年2月期通期予想は引き続き開示しなかった。
上期の想定為替レート(期中平均)は1ドル107.3円、1ユーロ117.9円。
*内容を追加しました。
(伊賀大記)