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米自動車需要が予想以上に回復、トヨタは前年比86%の水準に

2020年06月03日(水)06時29分

自動車メーカー各社は2日、5月の米自動車販売実績を発表し、一部は予想を上回る内容となった。写真はバンコクで昨年7月撮影(2020年 ロイター/ATHIT PERAWONGMETHA)

[デトロイト 2日 ロイター] - 自動車メーカー各社は2日、5月の米自動車販売実績を発表し、一部は予想を上回る内容となった。また米メーカーは新型コロナウイルス危機からの需要回復を受け、例年夏期に一時停止する生産を継続し、在庫を積み上げると明らかにした。

自動車各社は新型コロナによるシャットダウンから生産を再開しつつあり、月間販売台数を公表したメーカーは需要回復の兆しが見られると指摘した。

トヨタ自動車<7203.T>は5月の米販売台数が約26%減少。ただ、販売店での需要は前年の86%の水準まで予想以上に回復した。5月の販売も4月に比べ倍増したという。

韓国の現代自動車<005380.KS>の5月販売台数は13%減。ただコックス・オートモーティブが示した33%減という業界全体の予想を大きく上回った。小売販売は5%増加した。

ゼネラル・モーターズ(GM)は、需要の高まりから大半の米工場で生産を継続すると発表。同社は例年、6月29日から2週間にわたり工場を停止している。

フォード・モーターも国内8工場の半分で工場停止を1週間に短縮。残りの工場は停止を延期するとしている。

GMとフォードは月間の販売実績を公表していない。

ロイター
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